意外に多い 『血液の病気』

血液の病気というと、白血病を思い浮かべる方が多いようです。白血病は血液のがんです。さて、血液のがんは白血病だけではありません。 造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)は血液のもとになる幹細胞です。この造血幹細胞ががん化し、正常な血液をつくることができない状態が血液がんです。がん化する細胞により、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など複数に分類されます。

骨髄にあることで知られていた造血幹細胞が、臍帯血(さいたいけつ)中にもあることが発見されたのは1982年です。日本で初めての臍帯血移植は、1995年に白血病の男の子に行われました。 骨髄や臍帯血中の造血幹細胞を移植する治療は難治性血液疾患に有効です。

さて、病気の治療には早期発見が重要です。白血病の初期症状は風邪とよく似ています。白血病になると正常な血液細胞が減り、貧血によるめまい・息切れ・倦怠感、免疫低下から感染症による発熱、また、鼻血・青あざ・歯茎からの出血といった症状が現れます。診断には血液検査が必要です。気になる症状が続く場合は、病院に行って検査を受けましょう。